2013年開館


交通事故 過失相殺ってなに?

 過失相殺とは、加害者と被害者双方に原因がある交通事故において、被害者の過失割合によってその損害賠償を減額するものを指します。
「加害者が悪いのには間違いがないけれど、被害者も全く悪くないわけではない」という場合です。

加害者は当然被害者に損害賠償をする義務がありますが、100%加害者が悪いわけではない場合
被害者がどれだけの割合で過失があるのかを算出して、加害者に対して損害賠償額を減額するという情状酌量の措置をとります。
これにより被害者に補償される損害額が決定するのです。ではこの過失相殺とは一体どのように決められるのでしょうか?

まず、事故を起こせば一番最初に警察を呼びますね。警察は事故の様子を詳細に調べていきます。
双方の車がそれぞれどちらの方向から何キロのスピードでどのようにして走ってきたのか
どうやってぶつかったのか、車の破損状態はどのようなものかなどを記録していき、「実況見分証書」を作ります。

この実況見分調書が過失割合を決める資料となるのです。
これは警察が作成したということで信用性が極めて高く、事故の様子を克明に表す大切な証拠です。
この資料の事故状況から、事故の加害者、被害者、そしてそれぞれの事故に関与する割合を決定します。これが過失割合です。

ですが正式に過失割合を決定するのはこのあとの保険会社です。
加害者側の保険会社が事故の状況を踏まえ、被害者側に過失割合の提示をしてきます。
そこで被害者側がそれを納得すればそのまま話が進みますし、納得がいかなければその根拠と共に交渉を続けます。

そして双方妥協点が見つかり決まった過失割合をもとに被害者側の損害額を算出します。

全損害額×(100%−自分の過失割合)


つまり自分の過失割合分の保険金が減るという計算です。必ずしも被害者が100%落ち度がないというわけではなく、
何らかの過失がある場合はそれなりの責任は負わなくてはいけません。
そうでないと、平等とは言えませんよね。その平等さを保つために必要なのがこの過失相殺なのです。過失割合でもめたら交通事故弁護士に相談しましょう。

交通事故(人身事故)に遭う確率を知っていますか?

意外と高い交通事故の遭う確率!
平成26年に交通事故は約57万件発生しています。
それに対して日本の人口は約1億2600万人です。単純に計算すると平成26年は221人に1人が交通事故に遭ったことになります。
仮に交通事故の発生件数が今と変わらなかったとすると、一生のうちに交通事故に遭う確率はどれくらいになるでしょうか。現在、日本の平均寿命は男性が約80歳、女性が約86歳となっています。
1年間で交通事故に遭わない確率は221分の220ですので、男性の場合は220/221の80乗、女性の場合220/221の86乗を1から引くことで一生の内に交通事故に遭う確率が分かります。
結論から言うと男性の場合約30%の方が女性は約32%の方が交通事故に遭うことになります。この数字は加害者になる場合も被害者になる場合も含めているものですのでご注意ください。
4人家族の場合、家族の誰かは一生の内に交通事故に遭う確率であると考えれば交通事故は決して他人事ではないと言えます。


最近、高齢者の免許返納が話題になり、返納場所によっては返納することで特典もあったりと推奨する姿勢が高まっています。
日本では超高齢社会に入り、65歳を過ぎても自動車を運転する方が増えています。元気な方が増えているとも言えるのですが、年齢を重ねることで認知機能の低下や、動体視力の低下、つい、うっかりが増え、挙げ句の果てには運転中アクセルとブレーキを踏み間違えたことで大惨事になることも起きているのです。 ブレーキを踏むべきところでアクセルを踏んでしまったらどうなるのでしょうか。
例えば、信号待ちでブレーキを踏むべき時にアクセルを踏んでしまったら前の車に突っ込んでしまいます。駐車でバック中にアクセルを踏んでしまったら、タイヤ止めも乗り越えてお店に進入なんてこともあるかもしれません。そこで、怪我人が出てしまうかもしれません。とても恐ろしいことです。 まだ若い内だと、自分には関係ないと感じるかもしれませんが、これは高齢者に限った問題ではありません。まだ運転に慣れてない方や、一時的に不調を感じたときや、考え事をしているとき、ふとした瞬間にアクセルとブレーキの踏み間違えがあるかもしれません。 また、自分がそのような間違いを起こさなくても、事故に巻き込まれることもあるのです。決して他人事ではありませんよね。
暴走車両と言われないように私たちは日頃から安全を心掛け運転していかなくてはいけません。そしてその期限を決められるのもご自身です。 人を傷つけないため、自分が被害者にならないため、率先して対策をとっていくべきだと感じます。自身で何ができるのか、周りの人とも話す機会を作り、日頃から意識付けをしていってはどうでしょうか。

ご案内 最終更新日
交通事故防止長い下り坂を運転するコツ 2017年4月26日 更新!
交通事故は夜間が多い 2017年6月28日 更新!
交通事故の発生件数の推移 2016年3月30日 更新!
交通事故の被害者になる前に事前に自分を守る手段 2017年7月21日 更新!

交通事故に遭ったら